こんにちは! おトクと節約に目がない、3児の母・桃ママです。
中古車をちょっとでも安く手に入れたい!そんな思いで辿り着いたのが、個人売買マッチングサービスの「カババ」。
「個人売買なのに仲介業者ありで安心♡」ってうたい文句を信じて、先日、我が家はカババで車を購入しました!
…が、結論からいうと、正直おすすめはできません。

むしろ、「買いたいと思ってる人、ちょっと待ったー!!」と
全力で止めたくなるレベル
なぜなら、カババの仕組み、どう見ても売却者寄り。
購入者は何かあっても泣き寝入りしかなく、リスクが高すぎるんです。
というわけでこの記事では、では、私が実際にカババで中古車を購入した体験をもとに、「購入はおすすめできない理由」をガチな口コミでお届けします!
カババとは?
カババは、個人間で中古車を売り買いできるマッチングサービス。
簡単に言うと、「メルカリで車売買」みたいな感じです(語弊ありそうだけどそんなノリ)。
とはいえ、しっかり仲介者(運営側)が入ってくれて、名義変更や輸送の手配もやってくれます。
つまり、「中古車売買をしたいけど、面倒なことはやりたくないズボラ勢」に刺さるサービスです。
カババの手数料について
カババで中古車を購入する際には、以下のような手数料が発生します。
費用項目 | 売却者 | 購入者 |
システム利用料 | 出品価格が200万円未満の場合 55,000円(税込) 出品価格が200万円以上の場合 110,000円(税込) | 38,500円(税込) |
輸送費 | - | 全額負担(金額は地域により変動) |
名義変更料 | - | 55,000円(税込) |
車庫証明取得代行料 ※オプション | - | 20,000円(税込) |
(※2025/4時点の情報)
購入者のメリット・デメリット
✅ メリット
- 消費税&中間マージン不要のため、市場価格より5〜10%ほど安く中古車を入手可能
- 掲載台数は少ないが、掘り出し物がある可能性
❌デメリット
- 掲載数が圧倒的に少ない(欲しい条件の車がそもそもない)
- 実物を見ることができないので、車両の状態を細かく把握しにくい
- 納品まで時間がかかる(購入申請から納車まで約1か月)
- 購入後のトラブル対応は基本“双方で協議”
本当にお得なの?
ぶっちゃけ、「思ったほど安くない」です。
カーセンサーなどと比較して「数十万安い!」と表示があったりしますが、カババの価格には諸費用(手数料・輸送費・登録代行費など)が含まれていません。
そのため、我が家の場合は、実際の支払いトータルでみると、ディーラーと比較して5%ぐらいの差でした。
それもそのはず、公式HPでは、売却者に対して「中古車査定価格よりも●●万も高く売れる!」と宣伝していて、 消費税や中間マージンが浮いた分、売却者がたくさん利益をのせることを推奨しています。
結局は、「お得に見えるけど、トータルだとそこまでかな…?」ってのが購入目線の正直な感想。
購入の流れ(ざっくり)
出品者・購入者ともに、規約に同意して会員登録をします。
条件を入力し、お目当ての車を探します
公開されている情報でわからない点の問い合わせ・値下げ交渉などが可能。
買いたいと思ったら、購入申請をポチリ。
売却者が、現在の車の状態とHPの公開情報に差分がないかをチェックし、差分を申告、
購入者は、差分を受け入れて購入するか、購入手続きを継続するかを選択します。
(例)走行距離など



ここで契約が成立してるというのが最大の落とし穴…
自宅に書類が届くので、記入して返送します。
代金の支払い案内もあるので、あわせてカババへ入金を行います。
手続きから約3週間後にカババ担当者から入電があり、納車日を調整。
購入申請から約1か月で納車。
リアル体験談| まさかのトラブル発生!
書類に衝撃の免責事項
上記の”購入の流れ”の「Step6:手続き書類の到着」で送られてきた書類に驚愕。
”車両輸送中の飛び石・下腹部の擦り傷等は免責とします”との記載が…



えっ!?
フロントガラスにヒビ入っても文句言えないの?
てか、「車体下腹部擦る輸送」って、どんな運搬してんの??



車高の低い車の話とか、一般的なことを書いてるのかも…
どんな傷も例外なく免責なら困るし、まずは問い合わせしてみよう
カババ担当者に問い合わせてみたら…



免責事項では、どんな傷がついても免責と読めるのですが…



はい、陸送業者の規定です。中古車なのでご了承ください。



”中古だから傷が増えても仕方ない”ということですか?
状態を確認した上で購入してるんですが…
もしそうなら、購入はキャンセルとさせてください



今からキャンセルとなると、システム利用料3万円は返金できません。
差異確認時に契約は成立しているので、この点ご了承ください。
…いやいやいや!
この免責事項、契約後に送ってきたじゃん?
そんな後出しジャンケンってある?



こんな重要なこと、契約前にきちんと説明すべきですよね?
免責事項を後出ししたのはそっちなのに、契約の破棄を認めないって、ひどくないですか?



会員規約内に、輸送会社名と利用規約のURLを掲載しているので、契約時ではなく、会員登録時にご同意いただいているという考え方です
えー、そんな大事なこと”会員規約”に書くだけ? しかもURLの掲載?
それで合意取ったって…
かなり不誠実だなと思いました。



たぶんカババ側も合意が取りきれてないと思っているからこそ、
書面の取り交わし時に、改めて通知してるんだよね…
でも、そのタイミングではキャンセルできないって、やり方が汚い!
トラブルの終息
最終的には、カババ担当者から



陸送を使用せず、売却者様と直接取引できないか確認してみます
と提案があり、結果として、売却者の方が直接引き渡しをOKしてくれたので、
輸送は不要 → 免責事項もクリアとなりました。
ただ、ここまでたどり着くのにかなりのやりとりが必要で、精神的にも消耗しました…。



関連しそうな法規制を調べたり、消費者保護センターに相談したり…
時間と心がすり減りました…
まとめ
結果:車は相場より少し安く買えたけど、気苦労だらけで満足度は低め
価格だけ見れば「ちょっとお得」かもしれないけど、このストレスとリスクを考えると、もう二度と使いたくない!
会員規約の内容も 購入者にとってかなり不利で、問題が起きても「それ中古車なんで」で片付けるスタンスなのにはびっくりしました。
(ネットで検索すると、似たような泣き寝入りの口コミもいくつかあります)
逆に、売却側は、時間に余裕があるなら検討する価値はあるかも?
大手よりも高く売れる可能性はありそうです。



結論 : 買うなら覚悟を持って! 売るならアリ。
以上、「安さに惹かれてカババを使ってみたい」と思ってる人に、少しでもリアルな実情が伝わればと思って書きました。
この体験が、これからカババを使うか迷っている人の参考になれば幸いです。
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